「依頼や要望を、断るか受け入れるかの二者択一ではなく、交渉する会話術」講師:本間季里さんの講座を受講
苦手な人とも臆することなく話ができ、人間関係が劇的に変わる伝え方:7つの法則 6回シリーズセミナーの5日目を受講しました。
この講座を受講しようと思った理由は、「私の気持ちを伝えるには何を言ったらいいのか?」が分からなくなったから。そう思わせた出来事が起こる。
今年の春、私にとっては不本意な異動を命ぜられた。異動理由は、私に対する周囲の不満。 えー!!ちょっとちょっと!注意もなく、前触れもなく!???
怒りと悲しみの頂点。私のやるせない想いはどうしたものか・・・結局これまで自分なりに提案したり取り組んだりことは周囲にとっては「不満」だったという結論。
失意の中、偶然目にした本間さんのセミナー第1回目のテーマが「上下関係がある人と話すとき、相手を下げない、自分も下げない会話術」が目に止まり6回コースを受講することにしました。
5回目の講座は、 「依頼や要望を、断るか受け入れるかの二者択一ではなく、交渉する会話術」 でした。今回は初めてロールプレイに挑戦。伝え方のポイントを学び、習ったことを踏まえ実例を再現する形でロールプレイがスタート。
受講生2人、講師の3人だった今日。私ともう一人の受講生に上司役をお願いしました。
感想は、アタマではわかっていてもなかなか上手に言えなかった。
上司役の方から、改善点として挙げられたのは「 感情が優先されて、 何をしてほしいのか伝わりにくかった」という点。この点を本間先生がより深くひも解いてくださった。
仕事はきちんとしていても、 伝え方によって「いやなんだなという感情」が優先されて、不満を言うひとという印象だけが残ってしまう 。「仕事はしてくれるけど・・・◎◎さんは(私)不満が多いからなー」という不本意な印象を持たせてしまう可能性が高い。もう一度「伝えたい事」と「伝える言葉選び」をしてみましょう と。
テイク2では、伝えるべき相手を変え具体的に何をしてほしいのかを加えたロールプレイに挑戦。ぎこちないながらも自分の要望は伝えることが出来た。そして前回までに習った「伝えたいことに、何度も立ち戻って伝える」ことも意識。お願いしたいことを、相手役にやんわり断られつつもお願いする理由を付け加えて何度もお願いしました。
ロールプレイ中「不満フレーズ」には十分気を付けていたつもりでしたが、相手は「不満を言っている」と受け取っていたことに正直驚きました。が、そこが自分の「クセ」になっていることを知ることが出来ました。
また、協力を求める理由には「心強い」後ろ盾が欲しい「安心を求める」弱さもあれば、やるからには成功させたい「強気な気持ち」もある。その気持ち・感情を少し付け加えることも良い返答を得られるポイントということも知ることができました。
本間講師が医師としてではなく、コミュニケーションの専門家としてお仕事をされている理由を聞く機会があった。ご自身がコミュニケーションにとても苦労された経験があったからとのこと。お話を聞いたときは、そうなんだなーと驚きつつもみんな一度はコミュニケーションについて考える時期があるのかなーと思っていました。
さらに今日、セミナーを受講して良かったと思う点がありました。
今日のセミナーで私の心に残った一言があります。講師には私の気持ちがバレていたんだなと思う一言でした。 それは 1回目のロールプレイ後の振り返りの時の一言 !
「仕事はしてくれるけど・・・◎◎さんは(私)不満が多いからなー」 という印象が残ってしまう。これは◎◎さん(私)の評価を下げてしまうことになってしまうんです。(◎◎は私のこと)
私、ちょっと「うるっ」としました。あらーさすが産業医バレてるなー(笑)と。
今回の異動で私が一番つらいのは「私のやったこと」の「マイナス部分」だけがフォーカスされている。出来ていたことは何もなかったのか?すべてがマイナスだったのか? この点については何も触れずに今までいる。
このことが今も私の心にモヤがかかっていて、その様子に気が付かれていたのかなと。
「バレたなー」という思いと「わかってくれる人がいるんだ」という安心感を得ることが出来ました。
本間講師の講座はあと1回。第6回目は「自分の気持ちを感情のままではなく、上手に伝えて相互理解を深める会話術」がテーマです。今の私にピッタリのテーマを楽しんで受講したいと思います。