2022年8月27日(土) 8:00~9:30 一日一書856日~859日目inフランス ~パリで刺激を受けた7人の日本人~
(講師 安井ちあきさん)
安井 ちあきさんのご紹介
2022年6月、パリに残る最長のパサージュ(アーケードつき商店街)にあるギャラリーEspace Cinkoで開催された日本人アーティスト129名が参加する展覧会に出展。2022年6月11日~6月14日(4日間)現地に渡航。
書道の先生でもあるちあきさん。パリ帰国後、万が一のことがあっては・・・と生徒さんや講師仲間の協力によって、オンライン講座に切り替えたり 旅の準備では飛行機が飛ぶか・・・飛ばないか・・・不安いっぱいの中の準備。
コロナ禍で旅行者も少なく、一人なのに広めの部屋に宿泊することになってしまったりと費用は予定よりも少し高くなってしまったそうですが「行く」と決めると「どうすれば?行けるのか」と考え方も切り替え。
本当に行けました!と明るくおっしゃっていました。決めるは何もりも先にすることですね!
ちあきさんの講座で象に残った言葉のひとつ。
20年以上も書道と向き合っているちあきさん。「一つのことをやり通すことも素晴らしいけれど、いろんな事を掛け合わせることで新しいものを生み出すことが出来るんです」
えー!!以外!!と正直思いました。
「書道」「先生」「20年」というフレーズだけを聞けば、「伝統」「やり抜く」「一本道」「丁寧に規則正しく書く」という少し固いイメージを持っていました。
ちあきさんの活動を伺うと、書家としての活動の他「発達障害の方が作るキットパス(お米からつくられたクレパス)」をつかったイベントや、音楽活動も行っているパワフルな女性アーティスト!地元富山県での活動の他、国際交流も行っている。展示作品の制作だけでなく、ご自身のパフォーマンスを通じて表現することの楽しさや、地域の企業・元気な商売でにぎわいを広める活動も行っています。
書く×音楽×魅せる 自分が持っているものの掛け合わせて、どんどん活動が広がっていることが分かります
フランス仲間との交流する中で、滞在中に書道パフォーマンスをしたとお話もありました。
「できるように道具を準備している」という点に、正直びっくり!だって、パリですよ!!
日本であれば、万が一足りないものがあっても、「ちょっと買ってくるね」で済みますが、なんせフランス。やれる・・・いや正確にいうと「やる!」ていうのが凄いと素直に思いました。着物までお持ちになっているプロ根性は見習うべき視点だと感じました。
2023年の春には、フランスに行った仲間たちと一緒に作品展示会を開催予定とのこと。 作品を見ることはもちろんのこと、ちあきさんに直接会ってみたいと思いました。
活動こそ、庶民的ですが私の描く筆文字で何を届けられるかな?って考えました。今は好きなものを描き、思いついたものを描くというスタンス。せっかくならば、そう!掛け合わせ!!
派手なパフォーマンスはできないけれど、見た人が心落ち着くものをお届けできたらいいなと思った講座でした